基本理念

 宗岡小学校は、明治7年に開校して以来152年の歴史と伝統を誇り、地域に根差した学校である。一昨年度の150周年記念式典に続き、151年目となる昨年度は、給食室大規模改修とそれに伴うお弁当給食の実施、プール解体という大きな事業を行った。施設・設備が新しくなった令和8年度は、本校の新たな50年の船出にふさわしい一年となるであろう。

 本校は、保護者や地域の方々の多くが卒業生であり、コミュニティ・スクールとして、学校・家庭・地域が連携し、計画的、組織的、継続的に教育活動を推進してきた。まさに、本校は宗岡地区で生活する人々の共通の場であり、身近な存在である。

 そのため、「自分がすき 友だちがすき 町がすき 宗小の子」は、長年にわたり本校の学校教育目標として学校のみならず、家庭、地域にも浸透してきた。この学校教育目標のもとで、本校では様々な教育活動を地域と協働しながら進めてきた結果、地域で育った子供が成長し、地域を支える大人になるというサイクルが確立されている。「自分がすき 友だちがすき 町がすき 宗小の子」は、地域に根差した本校の根幹であることから、今後も基本理念として継承していく。

学校教育目標

 これからの社会を考えると我が国では、超スマート社会(Society 5.0)が到来する。SDGs(持続可能な開発目標)への国をあげての取組、人工知能(AI)と社会のデジタル化の急速な進展、多様性(Diversity)を重視する社会、共生社会の実現に向けた動きなど、これまでにない急激な社会の変化が見込まれる。

 子供たちに、「予測困難な時代」を生き抜く力と持続可能な社会の創り手となる力を育成し、主体的に社会に関わり、未来に向けて新たな価値を創造する力を育んでいくことが重要である。

 志木市では、令和7年度より小中一貫教育が完全実施となる。宗岡第二中学校区が目指す方向性として掲げる宗岡せせらぎ学園の学園教育目標は、社会がどのように変化しても普遍的な内容である。よって本校の学校教育目標とし、教育活動を展開していく。

目指す学校像

 子供たちが自信を持ち、夢や目標達成に向け取り組み、自己実現をしていく姿は、保護者、地域住民、教職員の自己実現にも発展していく。我が子の成長、地域の子への取組、自学級の子供の変容は、大人の夢や目標達成に通じていく。さらには大人自身が子供時代に成し遂げられなかった成功体験としても置き換わっていく。 自己実現ができる学校は、誰しも誇りに思える学校として認識できると考える。

1.子供一人一人が良さを発揮し、意欲的、創造的に活動する学校
  • 子供の実態を起点に、一人一人の子供が個性・特性を発揮できる方策を考え、実践する。
    • 子供一人一人に注目した成長・発展への支援
    • 子供自身による目標の設定とチャレンジ、振り返りの重視
    • 子供一人一人の経験を広げ、深める活動の重視
2.学校の役割をよりよく果たし、学校・地域の信託に応える開かれた学校
  • 家庭・地域社会との相互理解を深め、連携・協力して子供達を育てる中心的役割を果たす。
    • 学校の基本姿勢・教育活動をPRする情報発信の活性化
    • 家庭・地域の声(期待、要望、批判)の活用
    • 地域に人材や教材を求め、地域の教育力を活用する「チームせせらぎ」を意識した教育の推進
3.教職員が教育活動の充実のために指導力を磨き、一致協力して組織的に教育活動を展開できる学校
  • 教職員一人一人が持ち味を発揮し、「創意」と「チャレンジ」の精神に溢れ、組織力の高い職場づくりを進める
    • 子供の成長を促す魅力のある授業の実現に向けた、小中一貫教育を推進する校内研究
    • 肯定的な子供理解に立つ教職員の意識と実践力
    • 「子供のためも教育」で一致できる教職員の輪・チーム力
    • 教育計画の確実な遂行
    • 合理性・効率性が高い分掌組織の編成

目指す児童像

1.学力・体力の向上
  • 児童の目標意識を大切にし、「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業を実施する
  • 学年の系統性を重視して日常生活や授業における指導・支援を進める
  • 個別最適な学び及び家庭学習を重視する
  • 系統性を重視した意図的・計画的な健康教育と体育活動を進める
2.豊かな心の育成
  • 児童が個々のよさを発揮し、成長できる学級集団を形成する
  • まとまりがあり生産的な活動への意欲が高い学校、学年、学級を形成する
  • 「人とつながる」「言葉でつながる」「心がつながる」教育活動を推進する

目指す教師像

1.優れた授業力を持ち、確かな学力を身に付けさせる教師
  • 児童の実態に応じ、ねらいに迫る授業構想をする力
  • 「主体的・対話的で深い学び」の実現ができる力
  • 児童の学びの特性を把握し、個別最適な学び、協同的な学びを充実できる力
  • 学習状況を適切に評価し、授業を進める力
  • 児童と良好な関係を構築する力
  • 児童の思いを理解し、適切に指導する力
  • 児童の個性や能力の伸長並びに健全な心身及び社会性の育成を通して自己実現をさせる力
2.チームワークを高め、協働する教師
  • 校務において企画・立案する力
  • 教職員間でのコミュニケーションを取りながら円滑に校務を遂行する力
  • 組織の一員として校務の課題を把握し、改善に努め、積極的に参画する力
3.児童、保護者、地域社会から信頼される教師
  • 多様化する保護者・地域等に適切に対応する力
  • 課題に応じ保護者・地域等と連携し、解決に向けて取り組む力
  • 保護者・地域等との協働の下、教育活動を向上させる力

令和8年度の重点・努力点

1.教育活動の充実
  • 確かな学力の育成(少人数指導の充実、教科担任制2年生以上での実施、教材研究分担制による専門性の発揮)
  • シャトルラン大会を基軸とした体力向上への意識の高揚(個々の伸びの意識化)
  • 年間生活目標(あいさつ、話を聞く、廊下歩行)の確実な定着
  • 気持ちのよいあいさつ(特に「こんにちは」+α)・返事ができる児童の育成
  • 毎日のホームページを活用した教育活動の発信
  • 清掃活動の徹底(清掃タイムの効率的、効果的な実施)   
  • 読書活動の充実(給食室大規模改修に係るお弁当給食実施時の読書習慣の継続) 
2.令和7年度から完全実施の小中一貫教育のさらなる推進
  • 研究中間発表会に向けた9か年の連続性ある小中一貫教育研究の深化
  • 「むねおか学」や「学校段階間での指導内容の見直し」等、小中一貫教育の実施に合わせた教育課程(宗岡第二中学校区の実態を反映したカリキュラムシート)の推進
  • 中学校教員による小学校への乗り入れ授業の充実(R7実績:算数・家庭・体育)
  • 小小、小中での児童生徒・教職員交流の多様な場の設定
  • 生徒指導、教育相談、特別支援教育に係る情報共有及び連携ができる体制の推進(宗岡第二中学校の生徒指導部会・教育相談部会への定期的な参加) 
  • 宗岡地区の伝統を活かし、保護者・地域社会と連携した小中一貫教育の推進
3.生徒指導・教育相談・特別支援教育の充実
  • 校内指導体制を確立し、一人一人に対する理解に基づいた発達支持的生徒指導の推進
  • 複数教員の授業による児童の多面的な理解と組織的対応の充実
  • 不登校児童への教育相談部会を要とした共通理解と組織的な取組
  • 教職員、心理・福祉の専門家、関係機関が機能し合う相談活動の推進
  • 小小、小中で情報共有がされ、さらに本校生徒指導部会・教育相談部会・特別支援教育部会(コーディネーターによる定期的教室訪問等)・通級指導教室で連携できる体制の推進
  • いじめの未然防止(道徳の全学級授業公開)、早期発見・早期対応の組織的な取組  

働き方改革に資するマネジメントとの関連

2026年4月改訂